生理や更年期症状など、女性特有の健康課題で見込まれる年間の経済的損失額は約3.4兆円(出典:経済産業省)。そんな女性の課題に寄り添うため、パナソニックが「フェムテック事業」へ本格参入すると発表した。体調ナビゲーションサービス「RizMo」は、ウェアラブルデバイスと独自のデータ分析技術を使ったアプリで展開するサブスクリプションサービス。寝ている間の衣服内の腹部の温度と睡眠状態のデータをボタンを押すだけでアプリに転送でき、生理の周期で日々変化する女性の体調を測定結果を基に予測する。感じている不調をアプリに入力すると、アドバイスも提案してくれる。パナソニックは理容家電事業の拡大を図るだけではなく、「女性に心と体に左右されない毎日を送ってほしい」としている。「RizMo」は7月から台数限定で開始し、10月から本格的にサービスを開始する。産婦人科医の稲葉可奈子さんは「生理周期で女性ホルモンは乱高下し、女性は月経随伴症状に悩まされる。セルフケアだけでなく、気軽に婦人科受診も」などとコメントした。
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