民主党のハリス副大統領は最初の遊説地に激戦州のウィスコンシン州を選び、バイデン氏も訴えてきた「中間層を救う」ことなどについて述べた。バイデン氏の撤退表明後に行われた世論調査では、どこも2ポイント以内と拮抗していて、ハリス氏がリードしているものもある。これに対しトランプ陣営は戦略の練り直しを余儀なくされたが、ひとまずは相手の弱みを集中的に攻撃することにしている。ハリス氏が期待されていた移民問題で実績を残せていないことは、共和党支持者のみならず無党派層からも批判されてきた泣き所。さらにバイデン氏の撤退直後にトランプ陣営が公開したCMでは、「民主党がバイデン氏の高齢不安を知りながら候補者に推戴した」などとしている。