平成元年、一家に1台の固定電話が普通だった時代。携帯電話の契約数は約49万台だったが、10年で約6000万台を突破し携帯電話が1人1台の時代に変わった。ドコモ、J-フォン、TU-KA、IDOなど多くの企業ブランドが契約者の獲得合戦を行っていた。平成ファッションではストラップが流行。電波が悪ければアンテナを出して探していた。電話だけでなくインターネットも可能になったのが世界初、ドコモが開発したiモードだった。ここから携帯メール文化が加速していった。当時はサーバーに溜まっているメールをセンターに問い合わせると受信できるシステムだった。絵文字もiモードとともに生まれた日本発の文化で、最初は176種類ありハートは5種類あった。カメラ機能も日本初で、2000年からJ‐フォンからカメラ付きケータイ「J-SH04」が発売された。ワンセグ、おサイフケータイなど日本独自に進化した携帯はガラパゴス携帯とも呼ばれる。今では日本の携帯電話の97%がスマホとなり3G回線は続々終了となる。