成田空港ではここ数年、野菜など植物の輸出が増加し輸出の際に行う検疫の検査件数もおよそ20%ずつ増えている。成田空港の近くにはおととし農産物の輸出拠点として成田市の公設地方卸売市場が開設され、これまでは農林水産省の検疫所が検疫官を派遣して検査を行っていた。この検査を来月から航空貨物を扱う日本航空のグループ会社「JALカーゴサービス」でも行うこととなった。農林水産省・横浜植物防疫所成田支所によると輸出する野菜や果物に害虫がついていないかなどを見て確認する目視検査と顕微鏡などで確認する精密検査を行うとのこと。国は検査の増加に対応するため去年法律を改正し、登録された民間などの機関でも検査ができるようになった。