大手鉄鋼メーカー「JFEスチール」は、西日本製鉄所倉敷地区にある3基のうち第3高炉を来月中旬をめどに一時休止すると発表した。送風を停止し、再稼働ができる状態で生産を止める手法を採用して、来月中旬をめどに一時休止する方針。国内外の鉄鋼需要の減少、中国の過剰生産による影響、アメリカのトランプ政権による関税措置など、当面厳しい事業環境が続く見通しであることが要因だとしている。再稼働の時期は未定だが、従業員の雇用への影響はないとしている。JFEスチールは国内に7基の高炉を持っていて、今回1基が休止することで粗鋼の生産能力は、年間およそ400万トン減少し、およそ2200万トンになる見通し。
住所: 岡山県倉敷市水島川崎通り1