「奇跡の9連休」とも呼ばれる今年の年末年始の旅行動向を、大手旅行会社「JTB」が発表した。JTBの調査によると、年末年始の海外への旅行者数の見通しは、日並びがいいことなどからコロナ明け初の年末年始を迎えた前の年と比べ13%増加して、52万人だった。旅行先は韓国など近場で短期の旅行が人気の一方、ヨーロッパや米国など遠方に長期に旅行する傾向も見え、二極化が鮮明になっている。国内旅行者は前の年と変わらず2800万人で、平均費用は宿泊費の高騰の影響に加え、旅行日数が増加傾向にあることなどから4万3000円と、過去最高となった。