退屈な待ち時間どうしたら早く時間が過ぎる？という問題が出題された。正解は時計を見る回数を減らす。人は時間の経過を意識するほど時間を長く感じる。しかし、人間の注意の容量には限界があり、そこで時間以外の何かに注意を向けると時間の経過に注意を向けなくなる。病院や美容室の待合室には新聞や雑誌が置いてあったりテレビがついていて、飲食店では並んでいる間にメニューが渡される。待ち時間を短く感じるためには別のことに集中する。遅刻する場合はいつごろ着くかを連絡する。
ゆっくりドリブルする映像と素早くドリブルする映像を見て再生時間が長いのはどっち？という問題が出題された。正解は同じで出来事の数が多いほうが時間を長く感じる。子供と大人では1日の長さの感じた方が違い、子どもは出来事の数が多いためいろいろなことをした長い1日で、大人は出来事の数が少ないためなんとなくあっという間に過ぎた短い1日。また、緊張や恐怖などは時間を長く感じる。
午前は体が活発に動いていない時間帯で体温が低く体の中の時間の感じ方がゆっくりなため時間の進み方が早く感じる。午後は体が活発な時間帯で体温が高いため体感時間が長くなる。
充実した時間を増やすには出来事の数を増やす。お昼に出来事の数を増やすには生活の中で区切りをつけ違う出来事としてカウントする。休日に出来事の数を増やすには普段行かない場所に旅行に行くなど。特別な出来事として過ごすことで普段あまりできない体験に時間を使うと出来事の数が増える。外出しない場合でも映画を見たり本を読むのがおすすめ。
充実感が増える1年の過ごし方はハレの日を作ること。日常と異なるハレを作ることであっという間に時間が過ぎる感覚を食い止める。専門家は「暦を意識したり旬なものを食べたりすることでも出来事の数が増える」と話した。