フランスで開かれるジャパンエキスポや英国の展示会に出店されるなど世界獲人気を集めている着物が、変わっているという。この着物は背中にファスナーが。背中のファスナーのお陰で簡単に脱いだり来たりすることが海外で人気のある理由。この技術は特許を取得し、東京都からも表彰を受けている。通常の着付けは30分以上かかると言われているが、慎重の高い修造さんでも3分で完成。この着物を作ったリノーズ代表・照沼範子さん。着付けや難しいことや値段が高いこと、着る機会が少ないことから減ってきている着物の需要。そんな着物離れの需要の1つ、着付けの難しさを解消したのがこの着物。画期的なきものを作った照沼さん。専門は着物ではなく洋服。パソコンでCADを使い服の型を作ったりミシンで服の試作品を作ったりするパタンナーという仕事を46年続けている。“常識を守って停滞するなら破る”。斬新な発想のものづくりをする照沼さんには譲れない思いが。