- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 山田大樹 井上二郎 今井翔馬 神子田章博 赤木野々花 是永千恵
オープニング映像と井上アナらによるあいさつ。
停滞する前線の影響で西日本を中心に雷を伴って強い雨が降っている所がある。
急激に進んだ円高。ディーラーもモニターから目が離せない状況が続いている。11日のニューヨーク外国為替市場。この日発表された米国の先月の消費者物価指数の上昇率が市場の予想を下回ったことをきっかけに日米の金利差の縮小が意識されて、円を買ってドルを売る動きが強まった。円相場は一時、1ドル157円台前半まで値上がり。統計の発表前と比べ4円以上円高に振れ、市場では政府・日銀による市場介入が行われたのではないかとの見方も出ている。その後は買われた円を売る動きも出て、円相場は現在、1ドル159円台で取り引きされている。財務省・神田財務官は昨夜、記者団に対し、「介入の有無については、これまでどおり何もコメントする立場ではない」と述べ、市場介入を実施したかどうか明らかにしなかった。
米国・ニューヨークにいる西園興起記者がスタジオ解説。市場ではこの円高方向の動きが、どのように受け止められているのかについて。これまでにないパターンで銀行の為替ディーラーたちは虚をつかれた形で、驚きの声が上がったと話している。この日、発表された米国の消費者物価指数はインフレの鈍化がしっかり確認できる内容だった。円高方向にある程度動くのは想定されたことだが、発表から10分ぐらいたって円高がぐんぐん加速した。統計発表後、 円安に振れたわけでも、また為替の変動が大きかったわけでもなく、これまでの市場介入とは異なるタイミングだっただけに「介入なのかどうか見極めがつきにくい」と話す関係者もいた。これで円安に歯止めがかかるかどうかは未知数。市場ではFRBが9月にも利下げに踏み切るという見方が多くを占めているが、今の円安は日本経済の弱さや構造的な要因も売りの材料と指摘されているだけに、「円安の大きな方向性は簡単には変わらないだろう」という声も聞かれる。
NATOの首脳会議は日本時間の昨夜遅くから、インド太平洋地域のパートナー国である日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4か国も参加して行われた。この中で岸田総理大臣は、NATOと結束してウクライナ支援などに対応していくことを確認した。一方、“欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だ”として、ロシアと北朝鮮による軍事協力が日本周辺に与えている影響に深刻な憂慮を示すとともに、中国を念頭に、東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みを認めない立場を強調した。その上で、“日本は今後も法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化に向けて努力する”と述べ、地域を越えた安全保障協力の重要性を訴えた。そして会議では、サイバー防衛や偽情報対策、それにAIなどの新興技術への対応といった安全保障分野で協力していくことを確認した。
NATO首脳会議に出席したゼレンスキー大統領は、ワシントン滞在中、NATO加盟国などの協力に謝意を示し続けてきた。訓練などの調整を行う機関を設けることや、ウクライナにNATOの上級代表を置くことなど、中長期的な支援の具体策が示されたことは評価していると見られる。ただ、F16戦闘機や防空システムの供与を巡っては、必要とする数には及ばなかった。ゼレンスキー政権がゲームチェンジャーとするロシア領内への攻撃の制限緩和についても言及はなく、NATO加盟の道筋も明確には示されなかった。ゼレンスキー大統領はウクライナ支援に否定的なトランプ氏が再び大統領になるのかなど、米国の政治情勢も注視しながら、ウクライナの勝利につながる外交戦略を描いていくと見られる。
おととい、刑務官などを対象にした研修会が開かれた。講師を務めたのは松永拓也さんで、5年前、東京・池袋で高齢のドライバーの車が暴走した事故で妻と娘を失った。テーマは被害者遺族の心情を加害者に伝える「心情等伝達制度について」。松永さんはこの制度をきっかけに事故を起こした加害者と刑務所で面会し、直接話をした。松永さんは“彼と話せたことは、すごく心の回復につながった”と述べた。
迎えた面会当日、姿を見せた受刑者は車いすの状態で、言葉もうまく発せない様子で、問いかけに「はい」と「いいえ」で答えるのが精いっぱいだったという。それでも90歳を過ぎた受刑者に「世の中の高齢者や、その家族に伝えたいことがありますか」と言ったら、ただ1つ自分の言葉で話したことがある、「免許を早めに返納するように、世の中の方へ伝えてください」と述べたという。松永さんは「この彼の言葉はしっかりと世の中に伝えようと思った」「高齢者の方々をどうサポートするのかということも国や自治体が考えるきっかけになる彼の言葉であってほしい」と話していた。迷いながらも面会に臨んだ父親はどうしても受刑者に伝えたいことがあり、「娘と孫のことを忘れないでください」ということをはっきり言ったという。面会は40分に及んだ。父親は最後に、自然と受刑者に声をかけていたという。松永さんは「被害者と加害者の立場を乗り越えて対話したことに、すごくメリットを感じた」と話していた。松永さんが受刑者と会うきっかけとなった心情等伝達制度、去年12月に始まった。法務省によると、半年間で59件の申し込みが受理されたという。加害者と被害者遺族が対話することについて、松永さんは「反省や更生を感じられず、逆につらい思いをする人も当然いると思う」とも話していた。
シリーズで伝えている障害のある人の住まいを巡る問題。障害のある人が自宅以外で暮らす主な場所は、大規模な入所施設やアパート等を活用するグループホーム等。国の方針“障害者が身近な地域で暮らせるように”大規模な入所施設で定員数を減らす一方、グループホームの整備を進めているが、こうした施設の空きがなく全国延べ2万人以上待機状態。住まいを見つけられない人にとってショートステイが受け皿の様な状況。国は特に必要と認められる場合を除き年間利用日数180日を超えない様にしなければならないと目安を定めているが、こうした施設を転々とするなど長期的に滞在せざるを得ない人達がいる。
重度の知的障害と自閉症がある南田憲吾さんは昨年度、寝泊りする場所を275回変えて生活を繋いだという(国の目安180日を超過)。ショートステイの長期料がどれほどあるのか、NHYKがアンケートを行った所、国の目安“180日”超えている知的障害のある人1286人。長期利用の理由:利用できる暮らしの場が見つからない69.8%、本人や家族がショートステイの利用を希望している25.7%。
大阪・岸和田の施設を利用する男性は、ショートステイでの暮らしを繋いで2年2か月。家族は入所施設などを希望しているが、障害が重く条件の合う施設の空きはない。施設では4年以上同様の生活をしている人もいる。重度の障害のある人は長期的な計画で支援することで、症状が落ち着くという。
重い知的障害のある人にとって、先の見通しが定まらないことに負担を感じる人も少なくない。本来ショートステイは緊急時に利用するもので、住まいの受け皿として利用され続ける現状は改善すべき。国が掲げる障害のある人が地域の一員として一緒に暮らすという目標は、行政の対策だけで達成できるのか。事実を知り、考える事が必要。
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大阪・住之江区で引き渡し式が行われた。ヨルダンのパビリオンの紹介。奈良県上北山村の杉の木が置かれ、ヨルダンの砂漠の砂が敷き詰められる。経団連・十倉会長は大阪・関西万博夢洲を視察。建設工事の進捗状況の説明を受けた。今後展示内容などの発信で一般向け前売り券の販売加速に期待を示した。
ヨーロッパ最大級のイベント・ジャパンエキスポ(フランス・パリ近郊)では漫画・アニメなどポップカルチャー中心に日本文化を幅広く紹介。ジャパンエキスポを来年4月26日、27日に大阪・関西万博会場で開催と発表。シンガーソングライター・MIWAさんは「日本で待っています。大阪で会いましょう」と呼び掛けた。
日本・アラブ経済フォーラムがきのう行われた。2日目のきのうは日本とアラブの国・地域との経済関係強化を話し合う閣僚会合が行われた。共同声明では持続可能な経済成長に向け気候変動・エネルギー安全保障・AIなど協力を深めていくことで一致した。
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NTT東日本と西日本は、店舗や企業の紙の電話帳・タウンページの発行を来年度末をメドに取りやめることが分かった。固定電話の加入者の減少が続いていることや電話番号を調べる手段が検索サイトなどに移ったことが、その理由となっている。発行を取りやめたあとも、インターネット版のiタウンページは提供を続ける。
ユニクロのファーストリテイリング決算は最終利益過去最高。米国、ヨーロッパでの販売が好調だったことが要因。売上2兆3665億円、最終利益3128億円。
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渋谷からの中継とスタジオで気象情報を伝えた。
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ドジャース−フィリーズ。大谷翔平選手の速報。1打席目はライトフライ。