きょうのテーマは「冬のカビの対策と注意点」。部屋を暖めることでできる結露を放置していると、サッシやカーテンにカビが生えてしまうという。おそうじ本舗技術アドバイザー・尾崎真さんが、台所用の漂白剤とかたくり粉を使ったカビの掃除方法を紹介。また、水と食器用洗剤を混ぜて窓を拭くと結露した水滴がつきづらくなるという。カビ取り専門業者・カビドクターズによると、窓の周辺にサーキュレーターを置いて風を送るのが結露やカビ対策として効果的。外の空気が乾燥している日は換気も有効だが、雨の日など湿度が高い日は逆効果だという。“加湿器肺”に注意。愛知医科大学病院・伊藤理医師によると、加湿器肺は加湿器のタンク内の水に繁殖したカビや細菌などが蒸気とともに室内に拡散し、それを吸い込むことで引き起こされる病気。症状は発熱、せき、息切れなど。悪化すると呼吸困難で入院するケースもある。風邪や新型コロナの症状と医師も診断が難しい。気づくためのポイント:風邪薬を飲んでも効かない、加湿器から離れると症状が軽い。ダイニチ工業・工藤さんによると加湿器のタンクは毎日掃除、水のつぎ足しはNG、フィルターやトレイは2週間に一度掃除する。Q「タンクに入れる水は?」。選択肢:ミネラルウォーター、水道水。A「水道水」。水道水に含まれている塩素に殺菌効果があり、雑菌の繁殖を抑えてくれる。水道水の塩素は半日ほどで抜けてしまうので、水は都度入れ替えることが大切。