変動金利か固定金利か。購入か賃貸が。変動金利の利点は、固定に比べ金利が低い。初期返済額は少ない。大手3行は0.5パーセント台。将来の金利上昇リスクがある。5000万円の35年ローンで、0.5パーセントの場合、月13万円、金利1.5パーセントの場合月15万3000円となる。固定金利の利点は、将来の金利変動に左右されない。返済額が一定で計画建てやすい。変動に比べ、金利が高い。大手3行は2パーセント台。フラット35は1.89パーセントから。去年4~9月に借り入れた人のうち、変動金利を選んだ人は77.4パーセント、固定金利を選んだ人は9.0パーセント。戸建ての家を購入したときの利点は、土地が資産になる、リフォームや増築も自由。戸建て購入の課題は、駅から遠い物件が多い、固定資産税が高めになりやすい。マンション購入の利点は駅チカなど好立地、オートロックや宅配ボックスなど設備充実の例も。課題は管理費、修繕積立金、駐車場代などがかかる。東京23区などでは購入価格の高騰も。賃貸は固定資産税や修繕費がかからない。高齢になると借りにくくなる可能性がある。 東京23区のファミリー向け物件の家賃はことし5月に23万2989円となる。2023年とくらべ3割上昇。低金利時代が続いてきた。持ち家は安心だ、財産になる。生涯収支となると同じくらいになるという。選択はライフスタイルと価値観となるという。ヨーロッパの多くの国では国や地方自治体が住宅手当を支払っている。国が安い価格で入れる住宅を用意している。給与の差はなく住宅に入れる。日本はアメリカ的だ。ヨーロッパではより手厚い支援がある。