円安などの影響で美容室の倒産が相次ぐ中、ハサミを持たない新しいタイプの美容室が登場した。約50年間営業してきたann美容室(神奈川・川崎市)は今月20日に閉店。近年、美容室の経営環境は厳しさを増している。今年4月までの倒産件数は46件。このペースが続くと10年で最多となる恐れがある。円安に伴う美容資材の価格上昇や人手不足、光熱費の高騰などが原因(東京商工リサーチによる)。先月、東京・六本木にオープンしたばかりの美容室uruu六本木店ではメニューをシャンプーとブロー、ヘアセットに絞る一方で、シャンプーは20種類を用意。ハサミを持たない美容室を今後、都内を中心に店舗展開していく。