石破首相は「日本研究グループ」議員団の表敬訪問を受けた。トランプ関税の交渉役の赤沢経済再生相とアメリカのベッセント財務長官との間で、日本時間あすから行われる協議。果たしてどの分野が交渉のテーブルに乗るのかも関係者にとって大きな関心事。イット!は新潟県にある米の販売加工業者に話を聞いた。エコ・ライス新潟の豊永代表は「振り回されている」などコメント。この業者は2018年からアメリカへのコメ輸出を開始。輸出先の7割をアメリカが占める。しかし、トランプ関税の発動で2025年度アメリカへの輸出を0にすることに決定。それ以降の輸出をどうするかは日米交渉の結果を見て判断したいというが、米の関税が協議されるかも不透明なまま。交渉の可能性があるのは特定の業者にとどまらない。赤沢経済再生相の交渉相手であるベッセント財務長官は円とドルの為替について「関税、非関税障壁、為替問題をめぐる今後の建設的な協議に期待する」などコメント。円高ドル安を進めたいとするトランプ政権。この半月余りで為替市場では円高が加速している。その影響は日本を訪れている外国人観光客にも表れ始めている。東京都庁には行列ができていた。これは東京の景色が無料で一望できるためだという。トランプショックの影響について聞いてみると「ちょっとは」「買い物するよりも刊行して思い出を持ち帰りたい」などの声が聞かれた。日米交渉でドル高の是正が議題にあがった場合、その結果次第ではこうしたインバウンド客の動向にも変化を及ぼす可能性も。