次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」の実用化に向けた試験飛行が行われた。「空飛ぶクルマ」は垂直に離着陸し、主に電動で空を移動するのが特徴。県内では倉敷市の団体「MASC」が実用化に取り組んでいる。機体は中国とドイツの合弁メーカー「AutoFlight」製で全長11.5m・横幅15mとなっており、13のプロペラを備え、プログラミングされたコースを自動飛行。最大350kgの貨物を運べるとのことだが、今回は初の試験飛行のため、機体には何も載せず、垂直に上昇した後、飛行場内の上空を約5分間飛んだ。団体では機体を瀬戸内海の島嶼部や山間部で食料品や医薬品などの輸送に活用したい考え。