大谷選手の進路について、岡島氏はやりやすい環境が整っているだけでなく手術も行ったので同じところに居たいのではないかとコメントした。大谷選手の移籍が決まらない中、他の日本選手の人事にも影響があるといい、今永投手の代理人である長谷川嘉宣氏はチームとしてもそっちに集中せざるを得ないのではないかと言及している。猪瀬氏は山本投手は東地区の有力チームが注目しているため影響は少ないが、今永選手は影響を受けることが予想されると見ている。一方でアメリカのMLBネットワークでは記者がドジャースとブルージェイズが有力視されている。
メッツでGMを務めた経験を持つスティーブ・フィリップス氏はブルージェイズは中核が若く長期に渡って勝てる可能性があることが大きいと見ている。また、ドジャースではなくエンゼルスを選ぶなど名門か否かを軽視しているように見られると評している。また、ブルージェイズのキャンプ施設は6面のグラウンドに20のマウンドを備え、動画解析のラボも設置されている。大谷選手は1日に10時間以上睡眠することが多いのだといい、トロント・マリオット・シティセンター・ホテルが球場に併設されていることもあるという。猪瀬氏は90年代にはホテルに住み込んで野球をしていた選手も居たと紹介した。ロジャーズ・センターとは15分ほどの距離しか無いのだという。また、地元紙「トロント・サン」は大谷選手がブルージェイズのユニホームを身に着けた姿とともに、「翔平トロントに来て！」と見出しには飾られていた。ブルージェイズのファンがオリジナルのソングを歌う様子も見られる。また、猪瀬氏はブルージェイズは約1080億円を用意すると報じられたことも大きく、普通の選手であればトロントへ向かうがそうでなければ大谷選手は常識を壊す形となると言及している。ブルージェイズのオーナーであるロジャーズ・コミュニケーションズはカナダのメディア王として知られ、大谷選手の獲得がアジア市場での知名度を高めることに繋がるとの狙いもあると見られる。