様々な店や場面で多くの人が利用しているポイントサービス。こうした中きのうネット通販大手のアマゾンとNTTドコモが発表したのがアマゾンでの買い物でNTTドコモの共通ポイント「dポイント」がたまる新たなサービス。ドコモのdアカウントとアマゾンのアカウントを連携させた上で1回あたり税込み5,000円以上の買い物をするとアマゾンポイントに加え購入金額の1%分のdポイントが貯まるようになる。「あゆみボディラボ」ではキャシュレス決済の1つとしてd払いを導入している。「最も活用しているポイント」を聞いた調査ではdポイントは楽天ポイントに次ぐ2位。なぜアマゾンとドコモでタッグを組むことになったのか、第一生命経済研究所・永濱さんは「楽天がモバイル事業に参入したことをきっかけに、いかに各キャリアがスマホを使った経済圏を拡充させるかという競争が過熱している。ドコモもアマゾンとタッグを組むことで経済圏競争に負けないように今回の方向性に進んだのではないか」と分析する。さらに専門家はこのタッグが異例としており「実はこれまでアマゾンは他の会社のポイントを利用できなかったが、初めて他社のポイントを獲得・利用できるようになった。アマゾンにとってお大きな変化」と話す。過熱するポイント競争。楽天ポイント・ポンタポイントなど大手では1億人規模のユーザーがいるところも。今月22日からTポイントと三井住友カードのVポイントが統合され、ユーザーは単純合算で1.5億人規模になると言われている。また、JR東日本は来月9日から金融サービスを開始。銀行サービスを利用するとJREポイントが貯まるようになる。では消費者がよりお得に利用するにはどうすれば良いのか。永濱さんは「買い物をするときも値段の安さだけではなく、ポイント利用に伴う割引などを加味して消費活動するとお得に消費ができる」と話す。
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