国立競技場の新呼称が「MUFGスタジアム」に。今年4月に民営化された国立競技場の命名権を三菱UFJフィナンシャルグループが取得。費用は5年間で100億円程度か。年間20億円程度という破格だが、専門家は「広告効果とは別の考え方。圧倒的な差別化というか、三菱UFJグループの位置づけを確かなものにしていくことが意義」と話す。正式名称は国立競技場のままで、呼称がMUFGスタジアムになるということ。命名権の活用は各地スタジアムも始め、道路の愛称や駅名など各地で行われている。一方で名称をめぐり揺れる自治体も。それが横浜F・マリノスの本拠地日産スタジアム。日産自動車が命名権を取得し、横浜市は5年総額6億円で来年2月末まで契約している。3月以降の契約について日産から提示された内容は年間5000万円。いまだ契約には至っていないという。もし名称が変更となると、800カ所の標識の付け替えなどで1億5000万円ほどの費用がかかるとみられている。
住所: 東京都新宿区霞ヶ丘町10-1