奈良県中部の下市町では古くから木工業が盛んで神棚などの神具が作られてきた。130年続く神具店の5代目・米田悟さんは京都の大学で木工芸を学んだあと4年前から実家の工房で神棚などを手がけている。神棚作りでは使用する100以上の具材をすべてカンナで仕上げている。特に難しいのは屋根に段をつける作業。全体に艶が出るように薄く何度も削って仕上げていく。神棚の中でも特にこだわっているのが扉。米田さんは「昔の人がこういう思いで作ってこられたんだなというのがすごく分かるのが神棚・神具だと思うので、その部分がすごくおもしろいと思っている」と話す。もう1つ米田さんが手掛けているのは神酒口。全国に様々な素材や形のものがあるが、下市町では吉野ヒノキを使って作られている。材料となるのは溝を入れた板を0.3mmほどに削ったもの。米田さんの仕事を見てきた父や祖父も今後に期待を寄せている。
住所: 奈良県奈良市鍋屋町27
URL: http://www.nhk.or.jp/nara/
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