NHKのニュースサイトから特集記事「“診察まで半年”“待機中に状態悪化も”児童精神科で何が」を紹介。小学4年生のれんさんは学習についていけないなどの不安や緊張から不登校の状態が続いている。小児科を受診したところ医師から原因が見当たらないため児童精神科にかかるよう告げられた。ことし1月、母親が児童精神科に予約の電話をしたが400回以上かけても予約できなかった。その後別のクリニックで予約できたが待機期間は半年に及んだ。受診を待つ間に状態が悪化するケースも。待機期間が長期化する背景に何があるのか、クリニックによると診察では本人以外からも話を聞き取るため初診に2時間以上かかることもある。どうすれば待機期間を解消できるのか、専門家は「カギとなる一つは相談窓口の設置だ」と指摘している。対策を行っている自治体の一つ、神奈川県川崎市では子どもの発達に心配がある保護者が相談できる窓口を開設し、医療従事者だけでなく専門職の職員が保護者からの相談を受けるなどしている。