- 出演者
- 瀬戸秀夫 三條雅幸 一柳亜矢子 坂下恵理
大分の中継映像とともに気象情報を伝えた。
きのう、ロシア・カムチャツカ半島付近で起きた巨大地震で気象庁はきょう午前、一部の津波注意報は解除したが、北海道太平洋沿岸東部から千葉県九十九里外房にかけてと伊豆諸島、鹿児島県の種子島・屋久島地方では津波注意報は継続している。
きのう朝、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の巨大地震が発生し、気象庁は北海道の太平洋沿岸に津波警報を、日本海沿岸とオホーツク海沿岸に津波注意報を発表した。太平洋沿岸の津波警報は昨夜、注意報に切り替えられ、きょう午前10時45分には日本海沿岸北部とオホーツク海沿岸の津波注意報は解除されたが、北海道の太平洋沿岸には引き続き津波注意報が発表されている。これまでに道内の広い範囲で津波が到達している。根室市花咲ではきのう午後2時57分に80センチ、広尾町十勝港ではきょう午前1時18分に70センチ、えりも町ではきのう午後9時14分に60センチ、浜中町ではきのう午後1時11分に60センチ、苫小牧東港ではきのう午後7時4分に50センチを観測。津波注意報が発表されている地域では海岸や河口付近に近づかず、様子を見に行くこともしない。
道の被害まとめによると、きょう午前10時時点で津波警報による避難などの際に厚岸町の80代男性が足の骨を折る大けがをしたほか、熱中症の疑いで体調不良などあわせて15人が手当てを受けた。
JR北海道は函館線の新函館北斗-長万部の間できょう午前10時ごろから運転を再開した。新千歳空港-札幌方面の快速エアポートは現在のところ平常どおり運行している。一方、運転見合わせが続いている路線に関しては、きょう午後4時ごろまでにすべての路線で運転が再開される予定。このうち特急列車は札幌-室蘭・函館、札幌-帯広・釧路で正午以降に運転を再開する予定。
津波警報を受けて苫小牧海上保安署がフェリーの運航会社に対して入港を見合わせるよう勧告を出したため、宮城県の仙台港や茨城県の大洗港などから苫小牧に向かっていた4隻のフェリーがきのうから沖合で停泊していた。現在も津波注意報が出されているが、海上保安署は乗客の体調を考慮して乗客については下船を特例的に許可したため、午前8時すぎから次々とフェリーが入港した。フェリーの運航会社によると、体調不良を訴える乗客は今のところいない。
ロシア・カムチャツカ半島付近で発生した巨大地震で、きょう午前、津波注意報が一部で解除されたが、宮城県を含む東北の太平洋側沿岸などでは引き続き津波注意報が出ている。津波注意報が継続している地域で予想される津波の高さは1m。津波は県内の各地に繰り返し押し寄せていて、仙台港で昨夜11時20分に90cm、石巻港できのう午後2時23分に70cm、石巻市鮎川で昨夜7時9分に50cmの津波を観測。地震の発生から1日以上が経ったが、津波注意報が解除されるまでは海岸や川の河口付近に近づかない。
名取市に設けられた避難所には2人が避難しテントに泊まった。石巻市に開設された避難所では沿岸部に自宅がある住民が東日本大震災の時もこの場所で約半年避難した教訓を生かし、水や着替えなどを持参してきた。
JR仙台駅では今朝も一部列車の運休や遅れが出るなど影響が続いていた。今朝午前7時半ごろの仙台駅では通勤客などが改札前のモニターで最新の運行状況を確認していた。また、列車の運休に伴って乗り場の一部が変更されていた。JR東日本によると、県内の在来線はこれまでに平常運転に戻っている。
仙台空港は滑走路の使用が再開されている。ただ、航空各社によると仙台空港を発着する便は機材繰りの影響で、午前中の便を中心に計12便が欠航。航空各社は最新情報をホームページなどで確認してほしいとしている。
気仙沼市の本土と大島の間の海峡では3つの業者が計130台ほどのいかだでカキ養殖を営んでいるが、このうちの一つの業者によると、一部のいかだが転覆したり流されたりする被害が出た。カキは冬場の出荷に向けて仕上げの育成を行っている段階だが、いかだの被害により水揚げ量が大きく減るおそれがある。気仙沼市・菅原市長はきょうの記者会見で「水温の問題やカキの病気の問題があってご苦労されているなかで、非常に厳しい状態になったんだなと思っている」と述べた。菅原市長は津波注意報の解除後に詳しい調査を行うことを明らかにした。
ロシアのカムチャツカ半島で起きた巨大地震で気象庁は和歌山県と大阪府、兵庫県に発表していた津波注意報をすべて解除した。和歌山県白浜町の様子。津波注意報が解除され海水浴客が戻ってきている様子が見られる。近畿地方の各地に津波が到達し、それぞれ最大で和歌山県串本町で50cm、白浜町と御坊市で40cmなど、大阪市天保山では30cmの津波を観測した。津波注意報が解除された地域ではしばらく多少の潮位の変化が続くも津波の被害の心配はないという。
連日危険な暑さが続く近畿地方はきょうも午前中から各地で35℃以上の猛暑日となっていて、午後はさらに気温が上がる見込み。引き続き熱中症対策を徹底するよう呼びかける。熱中症の危険が極めて高くなるとして、大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、滋賀県に熱中症警戒アラートが発表されている。屋外での活動は避け、室内ではエアコンを使用し、時間を決めて水分補給をするなど熱中症対策を徹底するよう呼びかける。自宅にエアコンがない人は日中は冷房のある公的施設などで過ごすようにする。離れた場所に恒例家族がいる場合はエアコンを使うよう声をかける。
ロシアのカムチャツカ半島付近で発生した巨大地震で、大分県の沿岸に出されていた津波注意報は解除された。運航が取りやめられた海の便は午後から再開する。気象庁は会見を開いた。大分県では佐伯市で20センチ、別府市の別府港で10センチの津波を観測した。気象庁によるとしばらく多少の潮位変化が続くが津波被害の心配はないという。津波注意報の解除を受けて大分県の海の便は運航を再開している。大分市と愛媛県伊方町を結ぶ「国道九四フェリー」、臼杵市と愛媛県八幡浜市を結ぶ「九四オレンジフェリー」、別府市とや臼杵市と愛媛県八幡浜市を結ぶ「宇和島運輸フェリー」は午後の便から随時運航を再開する。「商船三井さんふらわあ」の大分市と神戸市を結ぶ便と別府市と大阪市を結ぶ便は通常どおり運航する。大分市と大分空港を結ぶ「ホーバークラフト」は西大分を出発する便から運航再開を予定している。
大分地方気象台によると、大分県は午前中から各地で気温が上がり、日田市ではすでに猛暑日となっている。午後はさらに気温が上がり、日田市では最高気温が40℃と命に関わる危険な暑さとなることが予想されている。熱中症への対策を徹底するよう呼びかける。大分県には熱中症警戒アラートが発表されている。エアコンを適切に使用し、水分や塩分を補給し、屋外作業はこまめに休憩をとるようにする。
台風9号は伊豆諸島や関東などに暴風域を伴って接近するおそれがあり、気象庁は暴風や高波に警戒するよう呼びかけている。台風9号は発達しながら北上し、伊豆諸島にかなり接近し、関東などに接近するおそれがある。伊豆諸島と関東では非常に強い風が吹く見込み。さらに大雨となるおそれがある。気象庁は暴風や高波に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけている。気象庁気象監視・警報センター・長田栄治予報官は「夏休みの時期ということと週末の土日の休みにかかることもあり、海のレジャー等も活発になる時期なので高波に十分注意してほしい」と話した。
福岡県はきょうも気温が上がり、午前中から猛烈な暑さになっているところがある。日中の最高気温は久留米市で39℃と危険な暑さが予想されている。熱中症に警戒するよう呼びかける。福岡管区気象台によると、高気圧に覆われ晴れ、各地で午前中から気温が上がっている。熱中症の危険性が極めて高くなるとして福岡県には熱中症警戒アラートが発表されている。エアコンを適切に使用して水分や塩分を補給し、屋外ではこまめに休憩をとることなど熱中症対策を徹底するよう呼びかける。
生活の中で気をつけたい感染症の情報。「感染症データと医療・健康情報」のサイトを紹介。「百日せき」の状況。子どもを中心に感染し、激しいせきが続く「百日せき」。「百日せき」の感染状況の推移を表したグラフを紹介。国立健康危機管理研究機構によると、全国の医療機関から報告された患者数は前の週より226人多い3908人となった。現在の方法で統計をとりはじめた2018年以降最も多く、5週連続で過去最多となった。都道府県別では東京都で310人、埼玉県で240人、神奈川県で204人、群馬県で196人、千葉県で187人、茨城県で183人、兵庫県で179人、北海道で173人などとなっている。乳児が重症化したり死亡したりするケースが出ているほか、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない耐性菌に感染するケースも各地で報告されている。日本小児科学会は生後2か月を迎えたらすみやかに定期接種のワクチンを接種するなど重症化リスクの高い乳児への対策を呼びかけている。
佐賀・伊万里市の住宅で親子がナイフで殺傷された事件で強盗殺人などの疑いで逮捕されたベトナム国籍の技能実習生が事件が起きた日の午後、同じ寮の実習生の多くが出かけたパーティーに参加していなかったとみられることが捜査関係者への取材でわかった。警察は容疑者の事件前の行動を詳しく調べている。
お盆を前に仏壇などに飾られるほおずきの収穫が佐賀・武雄市で始まっている。農家の草場さんは「ことしは本当に暑くて管理が大変だったが、よいほおずきができました」と話す。ほおずきはJAを通じて地元の直売所をはじめ主に関西方面に出荷される。