ファミリーマートでは、無料だったスプーンなどがきょうから有料になる。大手コンビニでは、初となる有料化だ。スプーンとフォークは6円、ストローなどは4円となる。主な目的は、プラスチックごみの削減だ。全国約1万6000店舗のうち、直営の100店舗で始め、将来的に全店に広げることを検討している。全国で書店を経営する企業では、去年秋から、ブックカバーを有料化した。リサイクル紙のブックカバーが5円などとなっている。有料化により、客の9割がカバーを辞退するようになったという。経費削減や資源節約が目的だという。サイゼリヤは、粉チーズを有料化し、東京ガスでは、ことし11月からウェブでの確認を基本として、紙の検針票希望者には有料で郵送する。政府と経済界は、大幅な賃上げの実現を目指していて、企業が負担している分に、消費者が代金を支払うことで、賃上げにつながると提案している。ファミリーマートでは、年間4億6000万本のスプーンなどを無料で提供しているが、スプーン1本5円とすると、年間約23億円を負担していることになる。