米国の半導体大手エヌビディアが発表した5−7月の決算は、売上高、純利益ともに1年前と比べて2倍以上となり、過去最高を更新した。好調の背景にあるのがAIへの需要。AIが大量の計算を同時に行うための半導体GPUが成長をけん引。AIを含むデータセンター向けの売り上げは1年前から2.5倍に増えた。また、一部で生産の遅れが報じられていた次世代半導体「ブラックウェル」についてサンプル出荷を始めたと公表。来年1月までに数十億ドルの売り上げを見込むとした。ただ、好調な決算に反して発表後の時間外取引で株価は一時8%を超える下落となった。専門家は期待が高まりすぎたことによる落胆売りが出たと指摘。