今、有名な観光地では激しい渋滞や混雑が避けられない状況。そうした中、人混みを避けてゆったり地域の魅力を楽しもうという新たな観光の形が「ガストロノミーウォーキング」という言葉で「美食」という言葉と「歩く」という言葉を掛け合わせたもの。ガストロノミーウォーキングはこれまで100を超える自治体で開催。参加者の半数以上がリピーターになっている。栃木県那須塩原市で開かれたイベント。温泉街の広場をスタートしおよそ7kmの道のりを歩いて巡る。ゆったりとその土地の自然を感じ歴史を学ぶポイントもある。腹ごしらえに地元の名店へ。焼きそばに特製の鶏がらスープをたっぷりと注いだスープ入り焼きそば。昭和40年ごろから親しまれているご当地グルメを堪能する。食後には地元で生産された新鮮な牛乳と卵が使われたスイーツ。そして、また徒歩で散策。疲れたら足湯でひと休み。主催する団体は新しい観光の在り方として社会に広げていきたいとしている。