片足約3分でランニングシューズの主な部分を製造できる新たな技術が公開された。アッパーの制作には通常2週間程度かかるとされるがこの技術で縫製や接着剤が不要になり、二酸化炭素の排出量を削減できる。このシューズはクッションの役割を担うミッドソールの内部を空洞にしたことで着地の衝撃を和らげることができる。開発したスポーツブランド「On」は「重さを1足170gと従来の約3分の2にでき、リサイクルもしやすくなった」と説明している。ランニングシューズの市場規模は1200億円以上とされるがランニングやウォーキング人口が横ばいとみられる中、環境意識の高い層の需要を取り込む動きが出ている。
