SBI新生銀行では今月から28歳以下の普通預金金利を年0.3%に引き上げた。定期預金の金利も期間限定で引き上げる戦略だ。PayPay銀行は今月から条件付きで、普通預金金利を2%に引き上げる。条件は、日本円とアメリカドルの両方を預けること。ドル預金の金額分だけ、日本円の預金も金利2%が適用される。普通預金の口座開設の申し込みペースは倍以上になっているという。金利の高い銀行は、口座を給与振り込み口座にするなどの条件がついていることが多い。日銀はきょうから、ことし最後の金融政策決定会合を行っている。政策金利を今後0.25%から0.5%に引き上げる可能性があるとみられている。金利0.5%に引き上げられた場合、預金金利の上昇などで増える収入よりも、住宅ローンの金利上昇で増える支払いが多くなる試算もあり、30代の場合年約8万5000円の負担増になる可能性もある。メガバンクは、顧客のなかに企業も多く、少し金利を上げるだけで収益がマイナスになる。渡邊は、ネット銀行は店舗がなく、かかるコストもメガバンクより少ない、メガバンクは金利競争に乗っていくよりも、サービスの充実や利便性の向上などを重視しているなどと話した。専門家は、預金の獲得競争が激化するなかで、以前よりはメガバンクの預金金利も上がりやすくなるとしている。銀行選びでは、問い合わせや相談の環境や、金利適用の条件に伴うリスクを考慮する必要がある。専門家は、いつまでにどのくらいの資産を増やしたいか、そのためにどのくらいのリスクなら許容できるかといった様々な視点で銀行を選ぶことが重要だとしている。
住所: 東京都新宿区西新宿2-1-1
URL: https://www.paypay-bank.co.jp
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