長崎では原爆資料館に足を運んでもらうキャッチコピーを高校生に考えてもらう研修会が開かれた。しかし被爆者の声を届ける難しさに直面している若者もいる。平和活動を行う団体の代表・大澤さんたちは被爆者の証言をSNSで発信する活動などをしている。大澤さんの活動の原点は被爆者の曽祖母から一度だけ聞くことができた被爆体験。高校生から活動を始めたが被爆者の声を同世代に伝えることは容易ではなかった。さらに仲間の大半が就職や進学などを機に活動を辞めていくという。平和活動に意味があるのか大澤さん自身も自問自答してきた。その最中に届いた受賞決定の知らせ。続けることの意味を再認識したという。