1年前に取材した樋口玲皇さんは、30歳のときに視覚障害を負い、現在はほぼ全盲状態にある。その樋口さんが今度は頭に何かを装着して歩くと、かなり正確の状況を把握できている。これを可能にしたのがSYNCREO。開発したのが香川初のスタートアップ・Raise the Flag.。会社を立ち上げた中村猛CEOは、テレビで見た全盲の少女の「見えないことは不便なだけで不幸ではない」という言葉だったといい、“不便”だったらなんとかできるのでは、なにかする方法があるのでは、と思ったと語る。この1年で更に進化したと聞き、取材に行った木村英樹アナウンサーが体験する。装置には骨伝導のスピーカーが付いているので、本人には警告音が聞こえている。カメラでものとの距離を測定し、音と振動の強弱で知らせる。さらにAIも活用し、目の前に何があるかを教えてくれる。大阪・関西万博でも体験デモを行ったところ早く商品化してほしいと要望が寄せられた。2026年商品化の計画。入山章栄はこれは全盲の杖がいらなくなるかもしれないというと、佐々木明子は、クオリティー・オブ・ライフが大きく変わるとコメントしていた。
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