先週木曜、5年ぶりの日本一に輝いたソフトバンク。その裏には選手たちを支えたある食事の存在があった。日本シリーズ第2戦、試合前の球場に運び込まれる荷物。中身はたくさんのお弁当で運んでいたのは福岡市にあるシエナ食堂代表の江口聖子さん。こちらの食堂はレストランの営業だけでなく、スタッフ全員が管理栄養士の資格を持っていてアスリートの“食事”を調理・運搬を行っている。現在、メジャーリーグで活躍する千賀滉大投手をアメリカでもサポートするほかソフトバンクでは日本シリーズMVPの山川穂高選手をはじめ11選手をサポートしている。プロ18年目の中村晃選手もその1人でオフのトレーニングにも帯同し、食事からカラダづくりを支えている。選手から信頼されている理由はシエナ食堂が行っている遺伝子検査であった。美容・ダイエットでも注目されている遺伝子検査についてシエナ食堂では検査の結果をもとに、選手ごとに最適なメニューを提供している。検査を参考にした中村選手の食事について、明日から使える疲労回復に役立つ3つの秘密があった。まずは白米よりエネルギー生成を助けるビタミンB1に加え、ミネラルを多く含んでいる玄米。特にこれらの栄養が不足しがちな中村選手には多めに摂取してもらうことで疲労回復をサポート。2つ目は夏から秋にかけて旬を迎える太刀魚。太刀魚に多く含まれている脂・EPAには中性脂肪の分解や体内の炎症を抑える効果が。EPAは太刀魚のほかにさば・イワシ・マグロにも多く含まれている。納豆や豆腐などに多く含まれるのが植物性タンパク質で筋肉を修復する肉・魚などの動物性タンパク質に加え、植物性タンパク質も豊富に入っている。動物性タンパク質が1~2時間で吸収される一方、植物性タンパク質の吸収にかかる時間は5~6時間である。2つのタンパク質を摂取することで一度の食事でより効率的に回復できるという。7年前からこの食事のサポートを受けている中村選手は今季通算1500安打を達成するなど、主力として日本一に貢献した。こだわりの食事を球場へ届け、試合後にも食べられるように選手の自宅にも配達している。
住所: 福岡県福岡市東区香椎照葉6-6-6 island eye アイアイロード
