マキシム・グループ・久野誠太郎の解説。久野さんは「今後を見る上でマクロ経済動向と企業業績から景気が落ち込む可能性を見極めることが重要になってくる。足元の経済指標は予想を下回る数字からサプライズとなったものの、雇用者数のほうは増加。ISM非製造業景気指数は好況とされる数字への回復をみせたことからアトランタ連銀のGDP見通しは7-9月期は上方修正された。S&P500企業の4-6月期の利益が1年前から+11.5%と予想を上回っている。この先も企業業績は堅調とみられている。現在の抑制的な金融政策も9月の利下げが行われれば中立方向へと緩和されることになる。米国エネルギー省は、官民合わせて100億ドル近い投資で送電網を改善し、電力需要の増加に対応する方針を示していて、キャタピラーのほか送電網のクアンタ・サービシズなどインフラ建設関連に引き続き成長が期待できそう」などと述べた。