4日のニューヨーク株式市場は、S&P500、ナスダックが続落。情報技術セクターが下落し、相場の重みとなっている。テクノロジー株全体の時合が厳しい中、投資家がリスクを落とすためにポジションを圧縮しており、ファンダメンタルズが良好なサンディスクが影響を受けて売られたほか、決算を発表したAMDも一時17%超下落した。明治安田アメリカ・長谷川は、先週末時点で、S&P500採用企業の33%が決算発表を終えたが、滑り出しはやや期待外れという印象だとした。75%の企業が市場予想を上回る1株利益を発表したものの、過去1年平均・5年平均を下回っている。投資家の期待値が高く、決算を受けて素直に株価が上昇するケースが少ないという。今回の決算期において、売上高純利益率は、過去最高の13.2%と予想されている。EPSの成長率も、5四半期連続の二桁成長となる見込み。AI投資による設備投資負担がある一部企業を除けば、多くの企業ではコストコントロールに成功し、効率的に利益をあげられることを示している。株価調整があっても、一時的なものになるとみられる。きょうはまもなくアルファベットの決算発表、5日にはアマゾンの決算発表が控えている。先週決算を発表したマイクロソフトが大きく下落したように、AI分野に対する投資家の目線は厳しくなっていて、市場の高い期待を超える成長ストーリーを示せるかが相場全体のムードを左右する局面になりそうだという。
