財務省が発表した2022年度の一般会計の決算で、税収は71兆1735億円となり、過去最高だった前の年度より約4兆円増え、過去最高となった。新型コロナの影響が薄れ、企業業績が回復したことから、法人税収は前年度より約10%増え、激しい物価高により消費税収も前年度より5%以上増えた。企業の賃上げの動きが加速したことから所得税収も伸び、前年度より5%以上増えている。年度税収が3年連続で過去最高を更新しており、70兆円を超えるのは初のこととなる。また、剰余金は過去2番目の2兆6294億円となり、政府は、剰余金の半分は国債の償還に充て、残り半分を防衛力強化の財源に充てる考えだという。