小林記者が交通違反の反則金を放置するとどうなるか、その実態を取材した。6月某日朝、捜査員は小学生の子どもを持つ40代母親の自宅に向かった。反則金を1年以上払わないでいるという。母親はパートのため自宅を出ていた。捜査員は電話ですぐ戻るよう説得した。約1時間後姿を見せた母親は捜査員に逮捕された。反則金6000円を1年以上滞納していた。次に捜査員が向かったのは反則金を2年間滞納する30代男性の自宅。反則金7000円を払わなかったとして逮捕された。コロナの影響で配送業の仕事がなくなり払えなかったという。取材中に逮捕されたのはパート従業員や会社員など。都内でのこうした逮捕者は去年1年間で851人。警視庁は今月、反則金滞納者の取り締まりを強化している。