上智大学・前嶋和弘教授の解説。既にトランプ氏が選挙人の獲得人数で過半数を超えている。返り咲きを決めたトランプ氏は注目された7つの激戦州でも強さを見せた。まずノースカロライナ州とジョージア州で勝利した。どちらもハリケーン被害が甚大で黒人有権者が多く、経済の困窮からハリス離れが進んでいたとされている。最激戦州といわれたペンシルベニア州でも勝ち、先ほどウィスコンシン州でもトランプ氏が勝って勝利を確定した。前嶋教授は「よく見てみると差は小さい。世論調査でほぼ同点で入ってきてそのままどちらが上かというところでトランプ氏が上になった。いくつかのポイントでハリス氏の弱点をうまく突いていったと思う。保守本流の小さな政府と福音派を固めたところが大きいので、共和党の本流だと思ってた人たちもやっぱりハリス氏には入れられないと考えたのではないか。トランプ支持者を追い詰めた人たちを糾弾するみたいなことを言っていて、そう考えるとなかなかノーサイドとは言いにくいと思う」などとコメントした。