- 出演者
- 小木逸平 大越健介 ヒロド歩美 下村彩里 安藤萌々 所村武蔵 細川栞 前嶋和弘
オープニング映像。
日本時間の午後3時半前、東部時間だと午前1時半前。ペンシルベニア州でトランプ氏が勝利したことで大統領選挙への勝利がぐっと近づき大歓声が上がっている。これが決定打に。20分後に、FOXがトランプ氏の当確を打った。50の州と首都ワシントンに割り振られた538人の選挙人を取り合う大統領選。東から投票所が次々に閉まっていき、開票集計作業はすぐに始められていく。8200万以上の期日前投票があるとされていて開票速報がどうなるのか未知数だった。投票締め切り後、日本時間の午前9時過ぎに2つの州での最初の結果が伝えられた。その後も開票速報は順調に進んでいく。しかし日本時間午後1時半すぎ、情勢が一気に動き出した。激戦州の1つ、ノースカロライナ州をトランプ氏が獲得。その後も入ってくる情報は激戦州はトランプ氏が有利という情報。2016年、民主党と共和党の支持者数がほぼ同じで無党派層が勝敗を左右する8つの激戦州のほとんどを制したトランプ氏が大統領に初当選。逆に2020年はバイデン氏が激戦州をとり政権奪取に成功する。今回はオハイオ州がトランプ王国になったため激戦州は7つとなった。その7州でトランプ氏が全て勝利しそうなのが現在の情勢。
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- ABCニュースCable News NetworkFOXニュースアメリカ合衆国大統領選挙オハイオ州(アメリカ)カマラ・ハリスケンタッキー州(アメリカ)ジョージア州(アメリカ)ジョー・バイデンテネシー州(アメリカ)ドナルド・ジョン・トランプバーモント州(アメリカ)ヒラリー・クリントンフロリダ州(アメリカ)ペンシルベニア州(アメリカ)マサチューセッツ州(アメリカ)ミズーリ州(アメリカ)メラニア・トランプメリーランド州(アメリカ)ローリー(アメリカ)ワシントン(アメリカ)共和党民主党
ラストベルトの3州は、民主党が「青い壁」として重点的に選挙活動を行ってきた最終障壁だった。ただ事前取材の空気感はトランプ氏が有利だった印象は否めない。ラストベルトの人たちが望んでいるのはとにかく今の生活を良くしてほしい。こうした現状を理解していたのかトランプ陣営は余裕だったよう。イーロンマスク氏が投稿した写真には勝利を確信したかのような様子が写っていた。一方のハリス陣営はというと心なしか表情が暗い気がする。ただ、大統領選と同時に行われた上院選でも共和党が過半数を奪還した。下院でも多数派を維持すればワシントンはトリプルレッドとなる。ワシントン、ミシガン州、ペンシルベニア州、オハイオ州の映像。CNNから。イーロンマスク氏のXから。
ニューヨークのど真ん中にあるトランプタワー前から中継。今日未明にはトランプの支持者らが集まりお祭りムードとなった。ニューヨークではこれまで民主党がとっていた地域でも今回トランプ氏が票を伸ばした地域がある。全米で起きているような状況が民主党の支持が堅いニューヨークでも同じことが起きているということが感じられる。
今回の大統領選は決着までに数日かかるとみられていたが、1日で結果が出たことにトランプ・ハリス両陣営ともに意外なことだと受け止めているとみられる。投票日当日もトランプ氏はSNSに「フィラデルフィアで不正が行われている」と繰り返し投稿するなど、最後まで本当に選挙で勝てるのか不安もあったとみられる。昨夜の勝利宣言では「私たちは歴史を作った見たこともない勝利」だと述べていたが、本人にとっても想定を超えた勝ち方だったという印象もある。一方で敗れたハリス陣営は勝利への期待感があっただけに、1日で決着がついてしまったこと、そして全米の投票総数でもトランプ氏に負けてしまったことは耐え難い結果だったとみられる。米メディアは一定の差がついたこととスピード決着だったことは想定を超えたものだったとしている。CNNはトランプ氏の勝因について地方や農村部でこれまで投票に行かなかった人の支持を広げたことなどを挙げている。またこの番組に出演していた政治学者は「今回の大統領選は民主党に対する国民投票だった。国民がいかにバイデン政権に不満を持っていたのかの表れだった」と述べていた。CNNが昨日行った出口調査では3人に2人が経済についてネガティブに捉えていて、45%の人が「裕福ではなくなった」と答えている。今回の選挙結果はこの3年半の経済運営に対する国民の厳しい審判だったとみられている。
上智大学・前嶋和弘教授の解説。既にトランプ氏が選挙人の獲得人数で過半数を超えている。返り咲きを決めたトランプ氏は注目された7つの激戦州でも強さを見せた。まずノースカロライナ州とジョージア州で勝利した。どちらもハリケーン被害が甚大で黒人有権者が多く、経済の困窮からハリス離れが進んでいたとされている。最激戦州といわれたペンシルベニア州でも勝ち、先ほどウィスコンシン州でもトランプ氏が勝って勝利を確定した。前嶋教授は「よく見てみると差は小さい。世論調査でほぼ同点で入ってきてそのままどちらが上かというところでトランプ氏が上になった。いくつかのポイントでハリス氏の弱点をうまく突いていったと思う。保守本流の小さな政府と福音派を固めたところが大きいので、共和党の本流だと思ってた人たちもやっぱりハリス氏には入れられないと考えたのではないか。トランプ支持者を追い詰めた人たちを糾弾するみたいなことを言っていて、そう考えるとなかなかノーサイドとは言いにくいと思う」などとコメントした。
ロシア・モスクワから中継。ロシアではトランプ氏の再選についてかなり歓迎する声が多く聞かれた。ただ一方でこれによってロシアを取り巻く国際環境が一気に好転するといったような淡い期待を抱いているのとも違う。ロシアにとってはいわゆるトランプ氏のリップサービスにだまされてきたという苦い経験もある。前回のトランプ氏の就任時にはクリミアの併合を認め制裁を解除するといったような発言もあったが、実際には何もなかった。こうしたことがロシアにとっては苦い経験となっている。トランプ氏の就任前にヨーロッパではあらかじめウクライナへの支援を増加させたり対ロ制裁をより強化しようといった動きも加速していると報じられている。そうなれば結果的に情勢はより流動的不安定化することになる。そうした状況の中でプーチンはトランプ氏とどう対峙していくのかだが、実は、まだプーチンひと言も発していない。また、トランプ氏へのお祝いのメッセージも出していない。実は明日、プーチンの長い演説が予定されている。ここでプーチンの今後の出方が見極められることになるとみられる。
北京から中継。ドナルドトランプ前大統領の返り咲きとなった。この結果について中国の専門家からは「トランプ氏のほうがハリス氏よりやりやすいのでは」といった意見が多く聞かれるという。そもそも習近平氏とトランプ氏は前回大統領だった時の人間関係があり、トランプ陣営のイーロンマスク氏も中国とのパイプを持っている。そういった人脈を生かしながら中国は米国の出方を探っていくとみられる。台湾問題については「台湾統一に向けた地ならしがしやすくなるのではないか」という声が聞かれるという。また米国の分断が深まることで米国の国力が疲弊しアジアに対する影響力が減っていくと中国は考えている。中国としては悲願の台湾統一に向けて自らに有利な国際秩序の形成を今後も続けていくとみられる。
トランプ氏勝利を受けてのトーク。1期目にトランプ氏が進めた外交政策を振り返る。2017年にTPPを離脱。その理由はアメリカの製造業に打撃を与えるというもの。また、同年、エルサレムをイスラエルの首都として承認。翌年にはアメリカ大使館をエルサレムに移転。これにはパレスチナ自治政府が強く反発した。2018年には史上初となる米朝首脳会談を行った。1期目の外交を振り返り、前嶋氏はウクライナと中東については袋小路になっているのでこれを打開するのはトランプ氏だという期待はあると指摘。今後については、ワシントンの人々が変わっていく可能性あがるという。トランプ氏のストッパーになる人はいないだろうとした。
自民党で税制改正の議論が始まった。国民民主党が求めている「年収103万円の壁」の見直しなどが焦点。年収の壁を巡っては、国民民主党が所得税の課税対象となる金額を103万円から178万円に引き上げるよう求めていて、今週中に自民・国民両党の協議がスタートする。自民党の税制調査会では他にも防衛増税の開始時期や扶養控除の見直しなども議論される。衆院選後に初めて行われた今日の幹部会合では宮澤税調会長の続投や森山幹事長も顧問として参加することが決まった。自民党は公明党とも協議し、来月中に税制改正大綱を取りまとめる考え。
今日は北から寒気が流れ込んで北海道では雪が積もったところもあった。また甲府地方気象台では富士山の初冠雪に関する問い合わせに追われていた。静岡側からは雪が確認できたが、山梨側から確認されないと初冠雪にならないという。初冠雪の発表は早ければ明日にも行われるかもしれないとのこと。
気象情報を伝えた。
ワールドシリーズ第2戦で左肩を痛めたドジャース・大谷翔平選手について、ドジャースは今日この痛めた左肩を手術したと明らかにした。今回の手術について医師は「大谷選手が来季に確実に試合に出るために行われた手術と言える」などと話した。球団は来年2月のキャンプには間に合う見通しを立てている。
世界野球プレミア12。ロッテ・鈴木昭汰投手を取材。2020年にドラフト1位で入団。先発投手として期待されるも思うような結果を出せなかった。しかし、今年から中継ぎに転向すると開幕から27試合連続自責点0。防御率は0点台。一気に侍ジャパンまで上り詰めた。ブレークの裏にあったのは「ヨガ」。今年から毎日欠かさず30分間行っているという。鈴木投手はヨガで鍛えた力を活かすため、今年から新たな投球フォームに取り組んだ。ヨガで鍛えた体幹を意識することで、無駄な力が抜けてコントロールが安定したという。プレミア12でも左のリリーフとして日本を勝利に導くピッチングが期待される。鈴木投手は「チームの勝利に貢献できるよう頑張りたい」などと語った。
現在の円相場を伝えた。
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