ロシア・モスクワから中継。ロシアではトランプ氏の再選についてかなり歓迎する声が多く聞かれた。ただ一方でこれによってロシアを取り巻く国際環境が一気に好転するといったような淡い期待を抱いているのとも違う。ロシアにとってはいわゆるトランプ氏のリップサービスにだまされてきたという苦い経験もある。前回のトランプ氏の就任時にはクリミアの併合を認め制裁を解除するといったような発言もあったが、実際には何もなかった。こうしたことがロシアにとっては苦い経験となっている。トランプ氏の就任前にヨーロッパではあらかじめウクライナへの支援を増加させたり対ロ制裁をより強化しようといった動きも加速していると報じられている。そうなれば結果的に情勢はより流動的不安定化することになる。そうした状況の中でプーチンはトランプ氏とどう対峙していくのかだが、実は、まだプーチンひと言も発していない。また、トランプ氏へのお祝いのメッセージも出していない。実は明日、プーチンの長い演説が予定されている。ここでプーチンの今後の出方が見極められることになるとみられる。
北京から中継。ドナルドトランプ前大統領の返り咲きとなった。この結果について中国の専門家からは「トランプ氏のほうがハリス氏よりやりやすいのでは」といった意見が多く聞かれるという。そもそも習近平氏とトランプ氏は前回大統領だった時の人間関係があり、トランプ陣営のイーロンマスク氏も中国とのパイプを持っている。そういった人脈を生かしながら中国は米国の出方を探っていくとみられる。台湾問題については「台湾統一に向けた地ならしがしやすくなるのではないか」という声が聞かれるという。また米国の分断が深まることで米国の国力が疲弊しアジアに対する影響力が減っていくと中国は考えている。中国としては悲願の台湾統一に向けて自らに有利な国際秩序の形成を今後も続けていくとみられる。
北京から中継。ドナルドトランプ前大統領の返り咲きとなった。この結果について中国の専門家からは「トランプ氏のほうがハリス氏よりやりやすいのでは」といった意見が多く聞かれるという。そもそも習近平氏とトランプ氏は前回大統領だった時の人間関係があり、トランプ陣営のイーロンマスク氏も中国とのパイプを持っている。そういった人脈を生かしながら中国は米国の出方を探っていくとみられる。台湾問題については「台湾統一に向けた地ならしがしやすくなるのではないか」という声が聞かれるという。また米国の分断が深まることで米国の国力が疲弊しアジアに対する影響力が減っていくと中国は考えている。中国としては悲願の台湾統一に向けて自らに有利な国際秩序の形成を今後も続けていくとみられる。