焼き鳥チェーン・鳥貴族が、韓国で初となる店舗を来月下旬にソウル・ホンデにオープンさせる。鳥貴族の親会社はことし7月期の決算で最終利益が過去最高益を更新することが見込まれていて、海外進出により新たな成長につなげたい考えだ。しかし、韓国市場は「日本の外食チェーンの墓場」と呼ばれるほど攻略が難しく、ほっともっとや吉野家などはコスパや味付けなどが浸透しなかったとみられ次々と撤退に追い込まれた。丸亀製麺の撤退には、2019年に起きた日本製品に対する不買運動などが影響したとみられる。しかし2年前に今のユン政権が発足してから日韓関係の改善が進み、日本風の飲食店が急増。さらに物価が高騰し、低価格の外食店に人気が集まっていることも鳥貴族にとって追い風となりそう。