SMBC日興セキュリティーズ・アメリカの井野口さんに話を聞く。アメリカでは金利高が続く。井野口さんは「アメリカ経済を背景にFRBは政策金利を高い水準で長期間維持するとみられ、高金利が一定期間続く可能性があるとみられている。こうした中、投資戦略や銘柄選別ではファクターを考慮する投資家も多い。ファクターは企業規模や成長性、配当利回りなど株価変動に影響を与える共通要因。7月末以降、米10年国債利回りが一段と上昇するなかで利回り面での魅力の低下が懸念され低ボラティリティー指数などは軟調。クオリティー株は総じてROEが高く、総資産に占める債務比率が低く資本効率性や財務健全性が高い。高金利でも優位性を保ちやすく、景気減速局面でも耐性を示しやすい」などと述べた。