SMBC日興証券・野地慎が電話で解説。ドル/円予想レンジは145.50円〜147.50円。米国9月雇用統計によって大きく動くことになりそう。FOMCは雇用の大幅悪化がなければ、年末までの残りの利下げは慎重に行う公算が高く、雇用統計の結果がよければ、ドル円が大きく上昇することも予想されるなどと話す。注目ポイントはインフレ期待の動向に注意。石破首相が日銀の金融政策正常化に前向きと考えてきた投資家も多い模様で、円のロングの解消が起きやすくなっているといえそうと解説をし、日本の金融政策の思惑だけで円安が進むには限界もありそうであること、直近で円安が進んだ要因についてと、インフレが収まるとの思惑から利上げ期待が弱まったとみることもできるなどと話をする。ある程度の円安が進むと再び輸入物価上昇が意識されることもあり得るが、インフレ期待の高まりの中で日本の利上げ期待も高まる構図といえる。日本の金融政策の思惑だけで一気に150円を視野に入れることは難しそうなどと野路さんは伝えた。