明細管理アプリなどを手掛ける「SanSan」が紙の名刺の活用実態を調査したところ、受け取った紙名刺を整理できていないと答えた人が57.7%にのぼることがわかった。整理できない一番多い理由は「時間がない」で40.9%。ついで「連絡予定がない」「使わない可能性が高い」「多すぎて整理が困難」といった理由が挙げられた。街の人にどういう整理をしているか聞いてみると40代の行政書士の男性は「アプリで写真として保存し、電話帳とリンクさせる」50代のコンサル業の男性は「会いたい人はケースの上の方に持っていってなるべく探しやすくしている」一方で名刺交換そのものについては「名刺以上のインパクトを与えるような感じで考えているのであまり重要視していない」と答えていた。20代の物流関係の女性は「職種柄名刺のやり取りをすることがなく、もらったら終わりみたいな感じになる」と話していた。40代の行政書士の男性は「アプリに入れたら名刺事態を破棄する」と回答。名刺交換を通じて距離が縮まるかとの問には「多少の信頼感はあると思う」と答えていた。40代の人事の女性も「最近は携帯のアプリに取り込んでいる」と回答。「名教館よりはその後の会話が重要ではないか」と話していた。