役所広司さんに今回は、1:世界に評価されるまでの道のり、2:役作りのこだわり、3:若手俳優たちとの接し方について伺う。役所広司さんは、1979年、23歳で俳優デビュー。1983年、大河ドラマ「徳川家康」織田信長役で脚光を浴びた。30代はテレビドラマ中心。転機、節目になった作品「Shall weダンス?」(監督・脚本:周防正行)、「シャブ極道」「眠る男」。1996年、40歳で訪れた転機。「Shall weダンス?」は、社交ダンスブームが起きるほどの社会現象になった。日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など14の映画賞で主演男優賞を獲得。役所は「世界中を映画が独り歩きしている」と語った。その後も映画「三度目の殺人」では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、映画「孤狼の血」では最優秀主演男優賞を受賞など数々の作品で120以上の映画賞を獲得。ついに役所さんが世界的な栄光をうけたのが「PERFECT DAYS」でカンヌの最優秀男優賞を受賞した。役所さんは映画賞について「本当にツイてる男。作品とか人に恵まれて」「賞はキャストも代表、スタッフたちも代表している」などとコメントした。