テーマ「外国人起業家」。「経営管理」の交付がコロナ禍が明けた2023年には過去最多となった。渋谷スタートアップサポートは2023年に渋谷区が開設。外国人が経営する16のスタートアップが登記している。フランス出身のビラルさんは2022年に会社を立ち上げた。取り出したのはスポイトのような物体。中には小さな針がありこれを指先に押し当て血液を付属のシートに垂らす。ウェブでいくつかの質問に答えて提出。血液にある糖鎖と呼ばれる構造を分析すると老化の度合いが分かる。家で手軽にチェックできるのが特徴。おととし、沖縄の大学と共同研究をスタート。現在、日本企業5社と協業も進めている。ビラルさんは日本で起業するためにある制度を活用した。通常、外国人の企業には「経営管理」の在留資格が必要。ただ、日本人の常勤社員を2人以上雇う必要があるなど、取得条件には高いハードルも。スタートアップビザの制度は「経営管理」の在留資格がなくても自治体の審査を通れば、起業準備として最長1年間、日本に滞在できる。利用者は、事業の進捗報告で制度が始まって以降、利用者が年々増加し政府は今月、滞在できる期間を2年間に延長した。ビラルさんの事業を、化粧品や健康食品などに生かせないか検討している。両者は共同開発を進めることで合意した。
住所: 東京都渋谷区東1-29-3 渋谷Bridge B棟