アメリカで活躍を続ける河村勇輝選手。改めてNBA挑戦について「高さが正義と言われているバスケットボールをこのサイズでやるっていうのは簡単なことではないが、自分が選んで決断してこのバスケットボールに飛び込んできたので。でも着実に地道にバスケットを向上させたいという気持ちを持って毎日過ごしていれば。自分が想像していない場所にバスケットボールが連れていってくれる」など語った。慎重のハンデを乗り越え、夢を掴み取った河村選手。その原点には忘れられない試合があるという。それはウィンターカップ。河村選手は「あの経験は今でも財産。高校1年の時の福岡大大濠戦は僕の人生の中でも大きな試合の一つ」などコメント。それは2017年のウィンターカップ準決勝。スタメンでポイントガードを任せられるもミスを連発。3ポイントも10本全て失敗。チームは敗退。自らを責め、ホテルで一人悔し涙を流したという。この負けが全てを変えた。シュートは1日に600本決めることをノルマに。昼休みの時間も部室で弁当を食べ、時間を惜しんですぐにシューティング練習。寮に帰って体のケアをしながら動画でバスケを研究。夜はまた体育館へ。朝から夜遅くまですべてをバスケに注いだ。そしてSoftBank ウインターカップ2019では圧倒的な強さでウィンターカップ2連覇を達成。「日本一の努力をすれば日本一になれる」というものが河村選手の信念になったという。河村選手は「どんな結果になってもウィンターカップを思い出した時に、素晴らしい経験だったなって思えるような大会になってもらえれば」など高校生たちにエールを送った。