10年で約1,015億円と世界プロスポーツ史上最高額でドジャースに移籍した大谷翔平選手。現地メディアはこの契約について「97%ほどが後払い」と報じた。来シーズンから契約満了の10年後まで年俸は約3億円となり、残りの約985億円は契約満了後の10年間で支払われるという。現地の老舗雑誌によると、大谷が代理人のネズ・バレロ氏に対し、「僕の年俸をすべて延期したらチームがより優勝争いをするチャンスは増えるの?」と問いかけたことが異例の契約に踏み切るきっかけになったと伝えている。気になるのはドジャースが支払う1,015億円の契約金は元を取れるのかというところ。スポーツ経済に詳しい関西大学・宮本名誉教授は「ドジャースは約1,015億円払っても採算が取れる。(日本から)1万人くらいの人が行かれるんじゃないか。30~40億円の観客動員による収入増加がドジャースにある。(大谷加入で)年間数百億円の増収があるんじゃないか。7~8年で十分ペイすると考えている」と話す。ドジャースの入団会見は日本時間あす午前8時ごろからを予定している。