10年前からおにぎりの魅力を広める活動を続けている中村祐介さん。ことしに入りこれまでほとんどなかった「おにぎり屋さんをやりたい」という相談が寄せられるようになった。その多くがこれまで飲食業とは無縁だった人からです。年内に開店を目指している小澤めぐみさんの理想は息子を送り迎えしてもできる時間帯の営業。出店を予定しているのが親戚の所有する土地。一般的な飲食店に比べて大がかりな設備が必要なく初期投資を抑えられることも参入者が相次ぐ要因。テイクアウトだけの店なら少ないスペースで開業できるのがメリット。おにぎりに将来をかける若者たちも増えている。都内の人気店には2年ほど前から弟子入りを希望する人が相次いでいる。 多くが20代から30代の元会社員。野村満樹さんは地元でおにぎり屋さんを開きたいと話した。この店で修行し独立した人は10人以上。店主の右近さんは時代の大きな変化を感じていて「人と人というのが少なくなってきているからあえてこういう商売を経験したいんじゃないかな」と話した。川原田美雪さんは世界のトップに立つという目標を掲げ去年この店の社長になった。売りは見た目も豪華な進化系おにぎり。東京の一等地に出した1号店は女性客を中心に賑わいおみやげとして購入する人も多い。コンセプトはこだわり具材のマリアージュ。川原田さんはITの世界は日本は出遅れているがおにぎり店の出店は世界を取れる可能性を感じたという。外国人なども多く訪れるようになり4年後までには海外で70店舗を目指す。
住所: 東京都港区虎ノ門1-12-11