熊川哲也 K-BALLET TOKYO Winter Tour 2025 『くるみ割り人形』を紹介。東京公演は11月22日~24日、28日~30日、Bunkamuraオーチャードホールにて。ストーリーを紹介し、K-BALLET ACADEMY・蔵健太校長が魅力を解説した。ダイナミックな場面転換&テンポのよい踊りでスピーディーに展開。登場人物たちの人間ドラマが色濃く描かれ没入感を高める。全員を主役にする振付でダンサーのモチベーションが全然違う。ダンスパートだけでなく芝居も豊富で舞台上のそこかしこでドラマが展開される。一般的なバレエではドロッセルマイヤーは初老の時計職人だが、本作では呪いを解くための使命を背負う家来として登場。ストーリーテラーの役割を持つことで観客が物語をより深く理解することができる。異なる踊りが舞台上で楽譜を描くように調和。立体的で美しいフォーメーションも見どころ。