経済成長が続くベトナムで外資によるショッピングモールの進出が相次いでいる。これまで製造業中心だった日本からの投資も高まっている。ベトナム・フエに「AEON MALL」がオープン、店舗数は約140で中でも日本食材を扱うスーパーが話題となり寿司は作ったその場で飛ぶように売れていた。この会社ではこれまでハノイと南部のホーチミンを中心に展開してきたが今回中部に初出店、今後の市場を塚野が狙いという。イオンモール・大野恵司社長は「今後5年10年先どのような形で生活が変わっていくかそういったところを基準に置いている。地方都市中小都市にもまだまだ可能性がある」などと話した。一方ハノイでは韓国企業が去年ショッピングモールをオープンさせるなど投資を加速させている。この企業は南部ホーチミンでも9億円を投じて複合施設建設を進めている。背景には韓国で進む脱中国があり、中国との間には2016年米迎撃ミサイルシステムTHAAD配備を決めたことで関係が悪化、韓国企業によるベトナムシフトが進んでいて去年6月にはユン・ソンニョル大統領がベトナムを訪問し経済分野での関係強化を示した。地元企業も巻き込んだ競争が激しさを増している。