TVでた蔵トップ>> キーワード

「TOHOシネマズシャンテ」 のテレビ露出情報

俳優・役所広司、67歳。数々の話題作に出演、圧倒的な演技力で幅広い役をこなす国民的俳優。1996年公開の映画「Shall we ダンス?」では、社交ダンスにのめり込む冴えない男を熱演。作品は大ヒットし、日本アカデミー賞で13部門を受賞。以来、日本の映画史に名を残す様々な作品に出演。そして今年5月、フランスで開催された世界3大映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。日本人では柳楽優弥さん以来19年ぶり2人目の快挙。世界中から称賛を浴びた。
カンヌ国際映画祭最優秀男優賞。役所は、海外メディアの取材が多かったという。会場の評判がよく、最優秀男優賞いけるのではという空気感があった。映画自体とても評判がよかったのでみんなで喜びあった。
最優秀男優賞を受賞したのは、来週22日に公開される映画「PERFECT DAYS」。役所は、東京・渋谷で公衆トイレの清掃員として働く主人公の平山を演じる。物語の軸となるのは、ドキュメンタリータッチで描かれるトイレ清掃員・平山の日常。朝起きて身支度、仕事へ出かけ、黙々とトイレの清掃、一仕事終えた後は銭湯で疲れを癒やし、飲み屋で一杯、夜は小さな明かりで読書をしながら眠りにつく。たわいない生活の中で小さな喜びを感じながら充実した人生を過ごす様子が描かれている。
仕事を一生懸命やって好きなことをやって、1日満足して眠りにつく毎日が描かれていく。役所は、自分の満足を知る豊かな生き方だという。静かだが非常にドラマチックに表現されている。セリフは少なくほとんどしゃべっていない。
主人公の平山は、無口な中年男。その感情の機微を、役所はしぐさや表情で表現した。ドイツ出身で現代映画を代表する監督ヴィム・ヴェンダースは、役所の演技を「他の俳優でも平山を演じることはできるだろう。けれど役所広司は平山そのものになった」と絶賛した。
国民的俳優の意外なプライベート。一番好きな食べ物は、好き嫌いはないがこんにゃく。休日は、起きて「今日は休みだ」と何をやるか考え、結果的に夜、朝起きたパジャマのままで「なんにもできなかったな」というのが最高の休日。ジムは時々行くけどほとんどジムに寄付しているような。中々続かない。ウォーキングをする。セリフを覚えながら。体を動かしながらの方が覚える。
18歳で長崎から上京し、仲代達矢さん主催の演劇集団「無名塾」に入った。その前、東京に来て区役所に就職し、4年務めた。無名塾に入った時は、「俳優になりたい」というより「どんな世界だろう」という、演劇が好きで、舞台俳優になりたくて入った。「役所広司」の芸名は役所にいたから。仲代さんが、本名が橋本広司だが名前が面白くないので「役所」にしろと。候補は、役所・諫早・八百作だった。俳優としての思いはそんなに強くなかった。いいかげんだった。稽古していても楽しいと思わなかった。
役者の道に進むも芝居の難しさに悩む日々。ある日、仲代さんに「息してるの?」と聞かれた。呼吸している記憶がなかった。「息をしながら芝居をやってごらん」と言われ、息を意識し始めて、こんなに楽なんだと思った。芝居の第一段階。こうして、芝居の楽しさを知った若者が、いまや世界が認める俳優に。来年の元日に68歳を迎える役所広司さん。いま感じている芝居の楽しさとは。演じる人物の職業を知ることは大事。自分と違う生き方をするのが俳優の面白さ。
「PERFECT DAYS」は12月22日公開。静かな映画だが、自分に与えられた生活に満足しながら生きていく男を見ることになる。自分の現状に満足することを知ることは、一番幸せなこと。
住所: 東京都千代田区有楽町1-2-2
URL: http://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/034/TNPI2000J01.do

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月8日放送 23:00 - 23:30 TBS
A-Studio+(池松壮亮)
今夜の“A”なゲストは俳優・池松壮亮。2003年に13歳でハリウッド映画「ラストサムライ」でスクリーンデビューして以降、数々の話題作に出演。日本アカデミー賞をはじめ数多の賞を受賞。今夜は関係者への取材で本当の姿に迫る。

2024年6月29日放送 9:30 - 11:45 TBS
王様のブランチ(映画コーナー)
ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディは閉ざされた学校で孤独な者同士の生活で絆が生まれる話で、世界中の賞を席巻していると紹介。中でもダヴァイン・ジョイ・ランドルフはアカデミー賞助演女優賞を始め、全米50以上の映画賞を受賞したと紹介。

2024年5月28日放送 9:50 - 11:30 フジテレビ
ノンストップ!タブロイド
先週末の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)を紹介。5位「関心領域」は、去年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。第2次世界大戦下、アウシュビッツ強制収容所の隣で平和に暮らす家族の姿を描いた作品。
全国映画動員ランキング。4位の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」は、宇宙からの侵略者が日常に溶け込んで終わりに向かう世界で、青春を謳[…続きを読む]

2024年5月25日放送 5:30 - 8:00 日本テレビ
ズームイン!!サタデー全日本スポンタっ!
今回、カンヌを沸かせた日本作品が映画「ぼくのお日さま」。独創的で優れた作品に贈られるある視点部門に選出された。作品はきつ音を持つ少年とスケートを学ぶ少女、そのコーチの3人の視点から描かれる淡く切ない恋の物語。1200人の観客が詰めかけた公式上映会では、およそ8分間のスタンディングオベーション。その監督を務めるのが奥山大史監督28歳。脚本、撮影、編集も手がけ、[…続きを読む]

2024年5月14日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,全力TIMEライン
今日開幕するカンヌ国際映画祭。黒澤明監督作品が巨大ポスターとなって現れた。カンヌ国際映画祭は現地14日の開幕に向け準備が行われていて、1991年に出品された黒澤明監督の「八月の狂詩曲」の一場面が公式ポスターとして設置された。長崎で被ばくした女性と孫、米国人のおいの交流を描いていて、映画祭は「団結することや調和を目指すことの重要さを思い出させる作品」と評してい[…続きを読む]

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.