牛ヒレ肉の上に高級食材フォアグラを乗せた贅沢な一皿や、前菜やエビのグリル、パスタなど全7品の本格フレンチのコースが2時間の飲み放題付きで破格の5380円。去年11月、東京・恵比寿にオープンしたフレンチレストラン「TOKIOフレンチ 恵比寿」がこの価格を実現できるわけが、セルフサービスの導入。通常はスタッフが一皿ごとに運ぶが、こちらでは注文・配膳・片付けまでをお客さんが全てセルフで行う。ホールにスタッフを置かない分の人件費を削減、その分をお客さんに価格で還元している。東京商工リサーチの調査では、2025年度の人手不足による倒産は過去最多の442件だった。人件費を抑えることでお客さんがお得になる店が続々登場している。東京・池袋に去年オープンしたコンビニはお客さんがセルフで会計する、接客をしないコンビニ。特徴はお弁当や惣菜の価格の安さ。大手コンビニだと200円近くするおにぎりがこの店だと半額の106円。ご飯が見えないほど特大のメンチカツが乗った「大わらじメンチカツ弁当」も538円とほぼワンコイン。店員の業務を店内調理と品出しだけに減らし、人件費を抑えることで安く販売できる。入口の顔認証システムや防犯カメラ30台以上などで万引きなどの犯罪を抑止している。無人決済システムを開発・販売している会社によると、人件費高騰などの影響でシステムを採用する無人店舗の数は右肩上がり。先月、東京・渋谷には店員のいない無人カフェもオープンした。自販機でドリンクを1杯購入すれば早朝から深夜まで利用できる。防犯対策を機械化し全国50店舗以上に拡大しているという無人カフェ。セルフカフェの中神正詞さんは、人を雇用せずに運営できるビジネスモデルを探してたどり着いたと話す。
住所: 東京都渋谷区恵比寿1-33-10
