現地で取材にあたっている中国総局の為井貴規に聞く。今回の中国の外交について、「トランプ政権が国連を軽視する現状を逆手に取る形で中国こそが国連の擁護者だというナラティブ、中国の物語を広めたい狙いがあると思います」と話した。国連では1時間後に李強首相が演説する予定で、グローバルサウスの国々の取り込みも念頭に、こうした主張を展開するとみられる。中国は今月行った軍事パレードでウクライナ侵攻を続けるロシアや、これを支援する北朝鮮との結束を示し、西側諸国に衝撃を与えた。焦点は約1か月後の習主席とトランプ大統領の対面での首脳会談。韓国で行われるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に合わせて予定されていて、実現すれば2期目のトランプ政権では初の顔合わせとなる。これを前に、懸案の一つだった中国系の動画共有アプリ「TikTok」については25日、トランプ大統領がアメリカ国内での事業継続に向けた大統領令に署名した。
