今年1月、がんと診断され余命が半年から3年と宣告されたリズ・ハットンさん(16歳)。リズさんは「病気がわかってすぐに学業を続けるのが難しくなった。そのときまで私の人生は学業がすべてだった。それを埋め合わせるために何ができるかを考え、1つのことに集中することにした。それで選んだのが写真撮影だった」と話した。母・ヴィッキーさんはやりたいことを集めた「バケットリスト」を作成しSNSに公開することにした。投稿は拡散され、王室から「ウィンザー城で行われる叙勲式の撮影をしないか」と連絡がきたという。叙勲式とは国家に貢献した人々に王室メンバーが勲章を与える式典。その写真撮影の依頼があったという。リズ・ハットンさんは「リストに入れることを考えもしなかったような、想像をはるかに超えることが実現しようとしていて、とても光栄に思ったし、本当にありがたかった」と話した。叙勲式当日、リズさんはかなりプレッシャーを感じながらも極限まで集中して撮影した。するとこの日のウィリアム皇太子夫妻のインスタグラムに、リズさんが撮った写真が使用されていた。さらに30分にわたり、ウィリアム皇太子夫妻との時間を過ごしたという。リズさんは「キャサリン妃に会えて、しかもお話までできるなんて」と語った。意外にもがんについての話はしなかったという。
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